2015-02-20
水戸のご隠居 NO 4110
随分昔のことだが、ご要望からご生前に録音された故人の歌を拝聴することになり、次第に組み込みんで「偲ぶひととき」とした。
その曲は「トワ・エ・モワ」の「誰もいない海」だったが、この歌詞について印象に残っていることがあるので紹介をしよう。
昔の名曲として知られる「水色のワルツ」を作曲されたのは「高木東六さん」だったが、ある音楽番組の中で「高木さん」が「誰もいない海」の歌詞について賛辞の言葉で解説。その内容が「死んでしまいたい」というような歌詞が多いのが歌謡曲だが、この曲の歌詞は「死にはしないわ」とあるのが凄くて素晴らしいというものだった。
若い時代によく耳にしたフォーク調の曲だったが、私の引き語りのレパートリーの中の1曲だった。
引き語りが出て来たところで私が大好きだったのは「越路吹雪さん」の歌だった。彼女にはレジェンドとなっている話があるので触れておこう。
東京駅の丸の内側から皇居の方に向かうと、突き当りの右手にパレスホテルがある。所在地の住所が丸の内1-1-1なのでびっくりだが、「越路吹雪さん」が全盛時代、このホテルでクリスマスに企画開催されるディナーショーが大人気だった。ショーが終わると次年度のチケットが売り切れたというのだから往年の「松田聖子さん」以上のレベルだったと言えるだろう。
どんな事情があったのかは知らないが、彼女はクリスマスに関しては絶対にパレスホテル以外のスケジュールは入れなかったそうである。
「越路吹雪さん」の大ファンだったという方の葬儀を担当したことがある。奥様が「これを流してください」と故人がお好きだったCDをご持参、選曲は私に任せていただくことになったのだが、そのCDは私も持っていたので全曲を知っており、参列者が最もご存じだろうと思う曲を流した。
ご生前の愛唱されていた曲の入ったCDを持ち込まれるケースが増えたが、著作権に関して契約をしているから使用が出来るもので、対応していない葬儀式場ではどうしているのだろうかと心配する。
今日は友人からプびっくりするレゼントがあった。まるで「水戸黄門」が手にしている杖で、山で切って来たという布袋竹を細工して漆塗りまでしてくれており、こんなタイプの杖の方が前かがみにならないので姿勢をよくすると言われたが、上部に名前まで入っていたので恐縮した。
今日の写真は、そんな杖を撮影してみた。