2015-03-22

経営者の資質  NO 4139

深いご仏縁に結ばれる人物が手術を受けたことを知った。術後間もない状態で九州へ出掛け、予約していた整体師さんの施術を受けている筈だが、果たして改善したのだろうかと気に掛かる。

トヨタ自動車の好調な決算が報じられていたが、一方で厳しい下請け業者の現実も紹介されていた。

昔、何度かこの地に講演に行ったことがあるが、地元の人達との会話に驚いたことがあった。孫請け会社のトップの方だったが、税務署より納品している会社の方が怖いと語られていたからで、決算書の提出を義務付けられており、利益が出ていると納品価格を下げられるというのだから大変で、下請けを泣かせる経営者に対する強い抵抗感を訴えておられた。

自動車部品を何種類も製造している下請け会社の話が掲載されていた。一つの部品に対してコストを下げろと言われたそうで、その背景に中国の製造企業との競争が発生していたようである。

これ以上下げたら品質上安全という問題に関係すると伝えると、全ての取引を取り止めると脅されてその部品だけ泣く泣く赤字で納めているそうだが、そんな上に大企業が成り立っているとしたらおかしな思いを抱く。

葬儀の業界にグローバルな関係を持つ人物から、過去に面白いことを教えて貰ったので紹介をしよう。

ある地方の葬儀社の社長が急逝され、異業種に勤務していた娘婿が社長として就任することになった。葬儀を終えて数日後、仕入先の各社が呼ばれて会議が行われ、今後の経営について所信表明でもされるのかと思って集まったら、信じられないことを提案された。

「今後の取引にあって、支払額の10%を私個人にキックバックをするように」だったそうで、呆れた取引業者達が決断して取引を止めると返したらすぐに撤回した馬鹿げた出来事が、その後に宗教者や地元の人達に広まるところとなり、1年も経たない内に凋落の一途となり、やがては廃業に至ったという経緯を知った。

仕入先に無理難題を持ち掛ける経営者は最悪で、そこから伝播する人格の欠如は取り返しのつかないレベルで、難題が通ってもその皺寄せがお客様に影響するのは当然で、やがては信用を落とす結果になるのが世の常だが、こんな経営者が結構存在するのも事実である。

事業の発展は取引先と共にお客様のご満足に至る姿勢を共有することで、それを理解しなかったら間違いなく質の低下を生み、評判が落ち込むことになるのは必然である。

質の高いプロ達の仕事を映像で学ぶことになった。仲間の制作したものだが、それは見事に「完成」されており、そこに製作者の「感性」が伝えられていた。葬儀の仕事で知らないところで進化がある。この年齢になっても全国の最先端の情報だけはしっかりと入手している。
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