2015-04-06
蘇えりの道 NO 4152
今日は朝から気になっていた原稿を送信しておいた。毎週水曜日に発信している「まぐまぐブログ」の次号からの分だが、12本を打ち込んで事務局へ依頼した。
この「独り言」やシーンの「会長のコラム」もあるし、「幸せ列車」のコラム「各駅停車」の草稿もしなければならない。全てが重なる多い日は4本の原稿を打ち込まなければならないので大変だが、号を重ねる毎に過去に書いたことがなかっただろうかという心配が生じる。
過日に那智の滝で知られる那智大社に参拝したことを書いたが、その際に熊野那智大社や大門坂茶屋が「平安衣裳」を体験出来る企画を提案していた。
熊野古道が世界遺産の一部として認定されてから平安時代の女性の姿が観光案内の写真に出て来るようになり、知らない人がいないぐらい有名になったが、女性用だけではなく男性用や子供用も存在し、料金は1時間2000円、2時間3000円となっていた。
女子大生の卒業旅行のグループなどが記念写真の撮影を目的として利用するケースもあるようだが、京都の着物のレンタルのように外国人が多いということはないようである。
予約しておくと「語り部」の案内が付いたウォークガイドもある。「大門坂コース」は1キロ40分で5名まで2000円、20名まで3000円となっているし、「大門坂・那智山周遊コース」なら2,5キロ2時間半で上述同様に4000円と8000円となっていた。
最も長いコースは「曼荼羅コース」で、約7キロを4時間半。上述同様で6000円と12000円となっている。
遠い昔の人達は伊勢や熊野に参拝することが夢だったようで、熊野古道の案内文には次のような解説があった。
「昔の人々が熊野三山へお参りするために通った道を熊野古道といいます。全行程歩くには時間と健脚が必要です。京都を出発して淀川を下り、大阪の窪津王寺から紀伊路に入り田辺に出て山道を歩く中辺路と海沿いの山道を歩く大変路があります。中変路は本宮大社にお参りし那智へ出ます。どちらも大門坂を通って那智大社へお参りしてもと来た道を戻るコースと、大雲取小雲取を越え本宮を経て戻るコースとがあります」
ここまで来たら絶対に行きたいと思った場所まで歩くのは大変だった。杖を手に石段を何段も上下するのだから危険も伴うし、手摺りなくしては無理な中で挑戦したが、苦労した甲斐があって清々しい心情になれた。
自然の中に身を置くと都会の喧騒とは別世界の環境になる。遠い昔の人達が参拝された道を歩くと日本人としての心の扉が開ける瞬間も感じられる。
旅とは戻る場所があるから楽しいとある学者が分析しており、それがなければ放浪ということになり種田山頭火を思い出していた。
今日の写真は「熊の古道」を。