2015-11-10
時代の変化 NO 4368
朝刊を読んでいたらびっくりする広告が目に留まった。子供に変わって「親御さん」が見合いの代行をする合コンが開催されるそうで、子供のプロフィールを持参するという企画だった。
親同士の縁からやがて結婚となればというシナリオのようだが、生涯独身を貫くという若い男性や女性も増えており、団塊世代の人達には信じられない時代の中で将来のこの国を憂う現実を迎えている。
昔、ある講義を受けた中に印象に残っていることがあった。もう40年以上も前にある教授が纏められた論文だったが、テーマは「神様の摂理」で、この世に誕生する男女の割合は女性の方が多く、男の子は幼い時代を過ごすのに弱い部分があり、やがて成人してから結婚適齢期を迎えるが、随分と年上から年下まで対象となるので妻として選択する女性が多く存在するという分析で、一方の女性はその反対でかなり制約されるというものだった。
そんな摂理に変化が生じ始めたのは女性の高学歴化とキャリアウーマンと称されるような様々な仕事の分野で活躍され始めたことで、女性側にも男性を見極める姿勢が強くなった社会背景が生じていた。
「選ぶ権利」という言葉を見たり聞いたりすることも増えたが、それに並行して結婚年齢が徐々に高齢化を迎え、30代を超えて40代で初婚というケースも出て来ている。
そんな社会現象を心配した親達が冒頭の企画に参加されるみたいだが、企画する側も社会の歪や隙間を狙ったビジネス展開で、決行注目を浴びているそうだ。
そんな会社が企画した合コン列車がJRや私鉄を貸し切って行われている事実もあるが、それによって成約に発展する事例も出ており、かなり期待されているみたいだが、中には結婚する意志もないのに参加したり、詐欺的な目的の人物もいるのでくれぐれも被害者にならないように気を付けたい。
夕方、薬を貰いに医院へ行った。待合い室はいっぱい。午後4時から開院するので5時前に入ったが、同じような考えの患者さんが多いみたいで多数の先客がおられた。
お蔭で薬を処方されるまでかなりの時間が流れたが、いつも窓口を担当していた男性の薬剤師さんの姿が見えず、患者さん達の会話から彼が退職されたことを知った。
マンネリの中に様々なミスが発生する。数年前、私は彼のミスで大変な目に遭ったことがある。2週間分の薬を貰って帰宅したのだが、就寝する前に服用する分が入っておらず、土、日、月と3連休だったので毎日眠れずに困ってしまった。
火曜日に事情説明してその分は無料で貰ったが、その時に習慣と依存という怖さを体験した。薬を服用しているから眠れるのではなく、服用していないから眠れないのではと思う精神的な作用が大きいようで、思い込みの安堵感も服用する薬の効能に大きな影響を与えることを学んだ。
さて、この「独り言」には葬儀の司会者の訪問者もお多く、数日前にメールで質問された件について書いておこう。相談の内容は雅楽に関するもので、どのように理解するべきかということだった。
雅楽は聖徳太子が仏教を広めるために奨励された異国の音楽だったが、その曲をバックに舞う「舞楽」の存在もあり、長い歴史と伝統の文化が継承されているが、宮廷音楽として「かたち」を変えることなく現在に至ることは凄いことである。
「古(いにしえ)の音、明日への雅(みやび)」という言葉があるが、奏でられるそれぞれの楽器が「天から差し込む光、空に舞い立ち昇る龍、地にこだまする人の声」という考え方もあり、その奏でられる響きが重なり合う時、一つの宇宙の存在が感じられるような気がする。
遥かな遠い先人達が思い描いた「たゆたう」の時間の調べに、古(いにしえ)の音色が何より心の扉を開けてくれるのではないだろうか。
今日の写真は旅館の朝食が続いたので今回は機内食の朝食を。