2017-06-18

欲望に生かされて  NO 6993

タヒチ前号で触れたゴルフコンペだが、参加メンバーの中で忘れられない人物がいた。かなりの高スコアでラウンドするので印象に残っているが、案内プリントで同伴競技者となることを知って当日を楽しみにしていた。

受付を済ませて2階のレストランに上がってモーニングコーヒーを考えていたら、その人物が一人でテーブルに座ってコーヒーを飲んでいる。そこで「今日はよろしく」と言葉を交わして同席させていただき、スタッフにオーダーした際に伝票にサインをしようとすると「会社で厳しく禁じられていますから割り勘でお願いします」と言われてびっくり。

その日のラウンドが終わって彼が見事に優勝し、会食時の優勝者の挨拶で次のように言われて会社の意味を知った。

「同伴競技者に恵まれて優勝させていただきました。私はゴルフが大好きで楽しんでいますが、このコンペに参加するのを何より他星ミニしています。案内プリントに『車を運転される方は乾杯もお茶かジュースで』と書かれているのが素晴らしいことで、我々警察官という立場で歓迎することなのです」

彼は「警察官」であったのだ。コーヒーでも接待禁止という立場でご遠慮された訳だが、このコンペが始まった頃からずっと「飲酒運転禁止」を明記していたのは私のアドバイスからだったので嬉しく思った。

事故や事件の被害者の通夜や葬儀を何度も体験していたこともあり、主宰する友人達に訴えていたこともあってそうなっていたのだが、何十回と続いたこのコンペで運転する人物でビールや酒で乾杯した姿を誰も見ることはなく、参加者達は帰宅してから居酒屋に集合してゴルフ談義をする慣わしとなっていた。

この人物が定年後に義母の葬儀を依頼されて担当したことがあるが、喪主を務められるご長男が外務省の官僚で外国に赴任されており、帰国されるのを待ってから日程を決めたことを憶えている。

さて、知人からタヒチへ行かないかと誘われた。娘さんが結婚されて新婚旅行でタヒチへ行かれた土産話で行きたくなったそうだが、「ただ美しい海を見ているだけでも感動だった」という言葉に心を動かしたようだ。

交流のある広島のピピの社長が一人でタヒチへ出掛けた旅をブログに書いていたが、その写真の美しさが印象に残っている。

成田空港から直行便で往路が11時間以上。復路が12時間以上となっているし、ホノルルからでも5時間40分を要すると知ってちょっと無理と思っているが、美しい海を目に焼き付けたい欲望もある。

日々の時の流れに体力低下が著しくなって来ているが、心残りだけはないようにこの世を出立したいものだ。「行きたい」「逢いたい」「食べたい」などの「たい」という思いを大切にしたいと願いつつ、タヒチへ飛ぶ「タヒチ ヌイ航空」のHPを開いている。

今日の写真はタヒチの美しい海を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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