2017-07-14

こんな日も  NO 7018

内視鏡今日7月14日は「内視鏡」の日だそうだが、これまでの人生で初めて胃カメラを体験したのは35年前のこと。腹部に何とも言えない痛みを感じて夜も寝られない状態になり、それまで治まっていた市販薬の効果もなくなり、仕方なく覚悟を決めてクリニックで診察を受けた。

「朝から何か食べましたか?」と医師に聞かれ。何も食べていませんと返すと「いい物をたべさせてやろう」と2階へ案内された。そこはレントゲン室や内視鏡検査が行われるフロアで、担当看護師さんからゼリー状の物を手渡せられ、「飲んでくださいと言ってから飲み込んでください」と言われた。

それは喉の部分に麻酔効果があるものだそうで、検査服に着替えされて待機していると「呑み込んでください」と言われて呑み込んだら、生まれて初めて体験した代物で言葉で表現出来ない味がしたことを記憶している。

しばらくすると検査室に案内されてベッドに横になったが、先生が「ちょっと苦しいけどすぐ済むからね」言われて胃カメラを操作された。

その違和感は半端じゃなく苦しいもので、近年に受けた内視鏡とは別物で器具も管も随分と太かったので大変だった。

井の中を撮影したものが枕元にあるテレビの画面に映し出される・「胃の中は問題ないみたいだな・これから幽門から十二指腸へ入ってみようと」と言われて苦しい思いで画面を見ていたら、「あった!これだ!」と言われると「このまま待っていてね」と先生が階下へ行かれた・

しばらくすると若い医師達数人を伴って戻られたが、その時に「典型的な十二指腸潰瘍だ、よく見ておきなさい」と私を実験台にしているみたいに解説をされている。「この白い線が現在の痛みを発症している潰瘍で、黒っぽくなっているのは過去に発症して治った痕だ」と説明された。

画面をみていたので理解出来たが。それぞれが爪楊枝程度の細さで1センチの長さで、黒っぽいのは十数本あった。

「過去に随分と痛い思いをしていたようだね。切られの与三郎みたいな状態だよ」と笑われた先生だが、職業病みたいに神経を遣う仕事を担当すると痛みで苦しんだことを思い出していた。

検査が終わって診察室に入ると「立派な十二指腸潰瘍です」と診断結果が説明されたが、新薬が開発されたそうで「これを服用すれば痛みはなくなるから」と様々な薬を処方された。

その日から嘘みたいに痛みから解放されて現在に至るが、その先生も十数年前に亡くなられたことを知った。

先生はゴルフがお好きで、毎日曜日に何処かのゴルフ場へ出掛けられていたが、ある時、風邪の症状で診察を受けに行くと「あなたはハンディキャップ7らしいな。あなたのメンバーコースに行ったら会員名簿にあなたの名前があって驚いたよ」と言われ、何度かゴルフに誘われたが、仕事の関係で約束が不可能なのでご一緒することはなかった。

大規模な公立病院の内科部長で定年を迎えられてから開院されたクリニックだったが、名医の評価を患者達がしていたこともあり、待ち時間が長かったので大変だったことが忘れられない。

今日の写真は内視鏡「ファイバー・スコープ」を。
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