2017-07-16
びっくりした話 NO 7020
今日のニュースで驚いたことがあった。国内線の飛行機の化粧室で喫煙をした事件が年間で100件を超すという事実で、何と横着な人達がいるのだろうかとますます飛行機に恐怖感を覚えた。外国で機内の喫煙から火災になり100人を超える犠牲者があった出来事もあるが、飛行中に機内に煙が充満して来たらどうなるのだろうかと想像した。
客室乗務員の体験談も紹介されていたが、化粧室のゴミ箱の中に吸い殻があったり、紙袋の収納されている引き出しの中に捨てられていた吸い殻を見つけたこともあったそうだが、こんな行動をする人物と一緒に搭乗していると考えると背筋が寒くなる。
昔の機内は喫煙可能という時代もあった。離陸して水平飛行になる前頃に座席のうえにある喫煙マークの赤ランプが消え、客室乗務員が「喫煙OK」のアナウンスをしていたが、今では想像も出来ないことである。
機内の喫煙で忘れられないことがある。過去に書いたことがあるので再掲だが、もう20年程まえのことだった。パリから成田へ向かう日本航空のジャンボ機内でのこと。出発が40分も遅れてどうなっているのだろうかと思っていると、軍服を着た黒人達が十数名搭乗して来た。
その中にスーツにネクタイ姿の黒人が金髪の女性を伴って私の全席に座られた。離陸してからやがて豪勢な機内食が済み、頼んだコーヒーを飲んでいると全席の人物が喫煙を始められたようで紫煙が流れて来た。
当時は私も喫煙しており、それを機にハイライトをくゆらせ始めたのだが、しばらくすると全席の人物が女性のチーフ・パーサーを呼んで何かを喋っている。彼女の表情が微妙に強張ったように見えたが、すぐに彼女が私に「恐れ入りますが一列だけ後ろのお席に移っていただけませんでしょうか?」と言った。
どうやらハイライトの煙と香りが強烈だったみたいで、全席の黒人か金髪の女性のどちらかが抵抗を示されたようだが、ややこしい問題でもなく言われた通りに一列後ろに移動した。
隣席が空席だったので上着や雑誌を置いていたのでチーフ・パーサーがそれらを映してくれたが、その時に「申し訳ございません。こちらのお席は喫煙可能なのですが」と言われたので興味を覚えたところから「あの人物は普通の方じゃないの?」と聞いてみた。
それは40分も遅れて搭乗して来た人達が軍服姿だったこともあり普通ではない雰囲気が感じられたこともあったからで、それに対する彼女の言葉にびっくりすることになった。
「アフリカに象牙海岸として有名な国がございますが、前のお二人はその国の大統領ご夫妻で我が国の政府が国賓として迎えられているのです」
象牙海岸と言えば「コートジボワール」ということになり、その国の大統領夫妻にハイライトの強烈な紫煙と香りを漂わせたことになり、それから成田に着くまで一本を吸うことなく帰国したが、窓から富士山が見えて来た頃、またチーフ・パーサーがやって来て次のように言った。
「**様、間もなく到着いたしますが、成田空港ではⅤIPのお迎えセレモニーの準備が進められておりますので、ご一行は最後に降りていただくことになっております。**様は先に降りていただきますがよろしゅうございますか?」
「**様」というのは私の姓を呼んでくれたものだが、後から降機するより先の方が歓迎だと思ったので「いいですよ」と返したが、扉が開いて通路を進んで行くとターミナルビルに入った所に大勢の人達が整列しており、私は初めて体験した赤絨毯の上を歩くことになった。
今日の写真は横浜から伊豆方面を結ぶ豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」を。