2017-07-17
セミ時雨 NO 7021
将棋の藤井四段が話題となっているが、囲碁の世界でも四冠となった藤沢里菜さんが注目を集めている。彼女は有名な棋士だった藤沢秀行氏のお孫さんだが、11歳6か月でプロ入りをした記録があることも知られている。
藤沢秀行氏は私がファンでもあった棋士だったが、酒とギャンブルをこよなく愛された人生で、タバコを燻らせるお姿を懐かしく思い出すが、お孫さんの活躍にお浄土でさぞかしお喜びだろうと想像する。
行ってみたいと思っているのが佐賀県の「虹の松原」だが、過日にテレビ番組で「豊臣秀吉」が朝鮮半島へ出兵するために築城した「名護屋城」を観たが、そこからあまり遠くないので呼子に出掛けた際に立ち寄りたいと思っている。
玄海の海辺に存在する「虹の松原」は長年保護されて来た素晴らしい景観だが、豊臣秀吉の関する不思議な伝説があることを管理している唐津市のHPで知った。
秀吉が名護屋城へ向かっている際にこの松原の近くを通った時、あまりにもセミの鳴く音が騒がしいので「騒々しい」と一喝したらセミの鳴き声が静かになったというものだた。
また、松が高くて眺望が悪いと「低くなれ」と命じたらそれから高く成長しない松があって「睨み松」と呼ばれているそうだ。
そんな伝説で思い出した出来事がある。もう20年も前のことだが、初めてというお寺の本堂で葬儀を担当した時のこと。午前中の葬儀で車で出掛けようとした時に朝から式場へ行っていたスタッフから電話があり、「実は困った問題が」と予想もしなかった環境について連絡があった。
訴ぞお寺の境内は立派な樹木がいっぱいあり、この夏の季節だったのでセミの鳴き声が賑やかでスピーカーから流れる音声が聞こえないかもという事実だった。
スタッフが設営した音響システムをチェックしたそうだが、「マイクテスト中」というアナウンスも聞こえない状況で参列者への伝達が困難であるという問題だった。
その式場へ到着したのは開式の1時間前だったが、セミ時雨は「合唱」の域をはるかに超えており、想像してよりも深刻な状況であることを現実として理解した。
そして開式の5分前のことだった。「ご参列の皆様」と会葬者の皆さんへ間もなく開式というアナウンスを始めたのだが、セミ時雨がその瞬間に静寂となり、会葬者やスタッフ達が驚いたが、最も驚いたのは私で、この不思議な現象が神仏や故人からのプレゼントのような気がしたが、スタッフが「声の周波数がセミに嫌われたのかも」なんて言われたことを憶えているが、導師を勤めらたお寺さんや参列されたご親戚の方々から「不思議なことだ!」と言われた出来事だった。
今日の写真は前々号で触れた「特急 くろしお」のパンダキャラの車両を。うまく表現したものであり、きっと子供達が喜ぶだろう。