2017-09-21
突風の恐怖 NO 7979
地面から上空に渦を巻くように見える竜巻は恐ろしいが、上空から急激に地面に叩きつけるようなダウン・バーストとい現象も恐ろしく、滑走路へ着陸しようとしていた旅客機のコントロールを狂わせた出来事も少なくない。
運動会で仮設されてテントが突風で飛ばされる事故は全国各地で発生しているが、葬儀の受付テントが飛ばされてパイプに当たって亡くなられた事故も報道されていたことを思い出す。
地域の会館で葬儀が行われている時、隣接する高層マンションの影響で発生する所謂「マンション風」で受付テントが浮き上がり、受付を担当されていた方々がパイプを持って飛ばされないようにしている光景を目の前で目撃したこともある。
その体験からリース会社と話し合ってパイプの足元に10キロの重りをセッティングすることにしたが、それでも浮き上がることがあったので突風とは本当に恐ろしいものだ。
このテントが飛ばされる出来事で我が業界で語り継がれている不思議なことがある。大阪市内の北部のお寺で行われていた葬儀だが、通夜が終わった深夜に突風が吹いたようで、次の朝に式場であるお寺に業者が行ったら歩道にあったテントがなく、信じられないことだがそのままで境内に存在していたのである。
塀の壁や本堂や庫裏の何処にも当たったような痕跡はなく、こんな不思議なことがと業界の会合で話題になったが、最近のように専門式場で葬儀が行われるようになるとテントが飛ばされる問題もないので安心である。
大規模な寺院を拝借して大規模な社葬を担当すると1000人程度が着席可能な椅子とテントの設営が必要となるが、最近はそんなケースも見られなくなり、日を改めてホテルを会場として「お別れの会」や「偲ぶ会」が行われることが増えている。
ホテルが得意とする「おもてなし」と「飲食」は結構だが、日本の文化である「神仏と供食」ということからすると第一部が無視されているみたいで、意味のない祭壇と遺影の前で名刺交換をしている光景はちょっと残念である。
神道では「直来(なおらい)」、仏教では「御斎(おとき)」という会食があるが、それらは第一部を大切にするからこそ意義があるからで、それを忘れたら単なる会食となるだろう。
そんなことを20世紀の終盤に講演で力説して来たが、宗教者団体も葬儀業界も理解されることはなく、ホテル業界の一部が興味を抱いてあちこちから招かれた歴史も懐かしいところだ。
今日は他府県の珍しい人物から電話があった。来月の下旬に私の所へ集まる企画があるそうで、スケジュールの確認をされた。
10月上旬には特別な友人が遠方から来阪される予定もあるので楽しみだが、台風だけは襲来しないように願っている。
今日の写真は高知駅の広場に立っている幕末の志士の像だが、過日の台風18号に備えて像の部分を取り外していたニュース映像もあった。