2017-10-06
久し振りに NO 7994
大阪の中之島にあるフェスティバル・ホールが新しくなってから初めて行って来た。懐かしいサウンドであるポールモーリアのコンサートだったが、友人達に誘われて行ったものだった。会場は満員の状態で、今でも人気が高いと思うが、来られている方々の平均年齢を推察するに75歳程度でないかと感じられた。
前号で触れた割烹をやっている友人夫妻と3年前に新歌舞伎座で行われたポールモーリアのコンサートに行ったことがあるが、やはり音響というところからすると新歌舞伎座とは異質のレベルだと感じ、久し振りに自分が生かされていて「この世」にいることを実感した。
ずっと耳鳴りがして困っているが、こんな音楽の世界に身を置くと心地よく聞こえて至福の時間となる。20年以上も前に娘とこのホールでポールモーリアのサウンドを耳にしたことを思い出した。
3年前の新歌舞伎座でのコンサートで忘れられない出来事があった。すぐ近くの席の女性の携帯電話の着メロが鳴り出して周囲からブーイングが出たのだが、その着メロが「ど演歌」だったので失笑する人も多かった。
今回の私のいた席は二階席の右端にあるS席だったが、反対側で携帯電話のベルが鳴って興醒めして残念だった。
CDやレコードとコンサートでは異なる世界がある。生で見聞きできると言うことではなく、指揮者のイメージで曲のテンポが違って来るし、楽器編成やアレンジの異なりも興味深いし、音響設備の進化による変化を自分の耳で確認出来ることが何よりのひとときとなる。
アレンジで特徴的だったのが「禁じられた遊び」だった。ギターに挑戦した人が最初に弾きたくなる曲だが、如何にもポールモーリアらしく編曲されていた。
入場時に貰ったプログラムには「愛の讃歌」「ある愛の詩」が記載されていたが演奏されず、プログラムになかった「蒼いノクターン」が「恋はみずいろ」に続いて演奏された。
開演の前にアナウンスが流れた。会場内の照明は全て落とされます。非常口の緑のランプも消えますので予め非常口の場所をお確かめください」というものだったが、足元のランプだけは点灯していた。
「地震が発生した際にはご着席のままお待ちください」というアナウンスもあったが、それは一気に非常口に殺到すると大変なことになるという説明もされていた。
フェスティバルホールは勿論耐震設計されていると想像するが、新築される前のホールをそのままにしておいて欲しいというミュージシャン達の声が多く出ており、そんな中の一人が「さだまさしさん」だった。
彼はこのホールで行われたコンサートが最も多い人物だそうで、音響の素晴らしさが勿体ないという指摘をされていた。
全国各地でポールモーリアのコンサートが行われているそうだが、チケットの売れ行きが早いみたいで我々日本人に歓迎されるサウンドのようだ。
イージーリスニングが好みの私は。このホールで過去に「フランク・プールセル」「マント・ヴァーニー」「レイモン・ルフェーブル」のコンサートも体験しているが、音響機材の進化を再認識出来た今日だった。
今日の写真はフェスティバルホールの館内を。