2021-02-06
湯布院のこと NO 8702
妻から電話が10回も掛かってくる。自宅の固定電話だが、着信履歴は「ヒツウチ」となっている。出掛けようと玄関で靴を履いたところで2階で電話が鳴る。急いで階段を駆け上がるが足を滑らせる危険性がある。いつもこんな悪いタイミングで電話を掛けて来るので疲れる。携帯電話から妻の携帯に電話を掛けても出ない。ボタンマークを押さえてしまうようで、スマホの扱いが出来ないようだ。
昼前に施設に言ったが、もちろんコロナの問題から面会は出来ない。スタッフの方に「電話を掛けないように伝えて欲しいと」とお願いしてきたが、夜にも何度も掛かって来るので大変だ。
年中無休の24時間体制の仕事を長年やって来たので電話の音に抵抗感がある。大病で倒れて退院してからも私の携帯電話に転送されていたこともあり、もう電話から海保されたくなっているが、妻はそんな私の心情を理解していようだ。
明日の朝に施設に逝く予定だが、もしも顔を見ることがあったら「電話を掛けるな」と説得しよう。
今日のNHKテレビのブラタモリは、湯布院が舞台だった、由布岳と鶴見岳という二つの火山の恩恵で潤沢な源泉が湧出しているが、江戸時代から現在に至る湯布院の歴史を紐解いて興味深い内容だった。
昔、湯布院の「玉ノ湯」という旅館に宿泊したことがあった。リニューアルする前で、当時のなんとも言えない独特の情緒があった。
仲居さんが「かすり」のモンペ姿だったことを憶えているが、寝具のカバーも洗面台のガラスの下にも「絣柄」となっていた。
夕食の箸置きが椿の花一輪の枝となっていたし、朝食時の箸置きは菜の花となっていたことを鮮明に憶えている。
湯布院の御三家は「玉ノ湯」「亀の井別荘」「無量塔(むらた)」になっているが、リニューアル後の玉ノ湯にも宿泊したことがあり、この時は大浴場の「打たせ湯」で過ごしたことを憶えている。
2年前の夏に大分空港からリムジンバスで湯布院へ入り、足湯を利用して昼食を食べてから日田温泉に行ったが、豊後森駅で1時間以上の接続時間があったので疲れた。
その日は国内で一番熱い地となっていて大変だったが、次の日の豆田町の散策も熱中症状態になる危険性があり、次の日に平山温泉から柳川に出て鰻料理の昼食を食べてから散策に出掛けたら、熱中症みたいに気分が悪くなり、北原白秋の記念館で休ませて貰った思い出も忘れられない。
湯布院で故人のコレクションを展示している昭和の世界に立ち寄ったが、オーケストラバージョンのオルゴールの音色は秀逸だった。
番組の中で「湯平温泉」の古都にも振られていたが、「種田山頭火」にゆかり深いこの温泉にも行ってみたいと思っている。