2004-02-10

不思議な?お話

突然に亡くなれた方の通夜、あまりにもご遺族の悲しみが強く、女性スタッフが中心となって進められていた。

 夕方、責任者からご遺族の状況について報告があったが、彼女は「今は、そっとして差し上げるのが最善だと思います」と言っていた。

 必要な時、求められる時、すぐに対応するのがサービスの基本だが、少し距離を置いて遠くから見守るサービスは高度だと認識したいもの。そんな配慮が出来るようになってきた若いスタッフ達、ゆっくりだが「悲しみのプロ」への道を歩み始めたようだ。

  今夜から北海道での進行シナリオを書き始めた。音楽プロデューサーを兼ねる奏者は大阪から飛ぶが、現地で進行に携わってくれるのは「日本トータライフ協 会」の北海道のメンバー達。彼ら全員が進行のプロだが、ディレクターを担当してくれるメンバーが大変だろうと予想している。

 お客様には本番まで一切オープン化しない式次第。開式から閉式まで未知の体験をしていただく設定。重視したのは会場空間を完全な儀式空間に神変させること。そこで音楽とコメントが重要になってくる。

 前日にリハーサルがあるが、ここに携わるのはプロに限り、お客様は一人も入れない予定。そのプロ達から「何をさせるのですか?」と言われる可能性が高いが、複雑な事情を噛み砕いて構築した結論は「お帰りになるお客様の後ろ姿」。

 これを決行するには「度胸」がいる。「読経」の専門家である宗教者も多くおられるのだが、ひょっとして叱責されるかも知れないとも覚悟している。

 一方で「とんでもないプロデューサーに司会を任せた」と、主催者側に言われる危険性も高いが、すべては「お客様の後ろ姿」。

 そんなシナリオ、今、やっと書き上げた。後はタイムスケジュールの確認だけ。明日の葬儀を終えてからストップウォッチで計算する。

 さて、今日発売の週刊朝日に衝撃的な記事が掲載され、そのタイトルが表紙にまで載せられていた。

 「冠婚葬祭互助会の破綻」と書かれ「巨大組織の知られざる実態」という見出しに思わず読み込んでしまった。

 <よく取材をされている>とは思ったが、今回は「お金」の問題が中心で、サービスの質にはあまり触れられておらず、ちょっと「?」もあった。

しかし終章に「次回は、互助会ビジネスのカラクリと全国の互助会の実態をリポートする」とあったので期待しよう。

 そう思って帰宅すると、大阪の大手互助会のパンフがポスティングされていた。よく見ると社名が変更されている。また、パンフの欄外に小さな文字で次のように書かれてあった。

 「この印刷物は、社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の監修済です」

 だが、その監修日は平成13年3月6日と書かれ、3年近くも前のものだった?

 社名が変わったのは最近の筈、それが3年前の監修パンフとは不思議なお話? やっぱり?
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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